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●今日のお客さま発想事例 ⇒ 「高齢者向け衝撃吸収肌着」
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今日の事例は、4月14日の日経MJの記事からです。
記事抜粋:
「ナイガイが3月に発売した高齢者向けの衝撃吸収肌着「SUDIほねガード」が
好調だ。肌着の側面にパッドを入れ、転倒した際に骨折しやすい足の付け根の
大腿骨頸部を守る。
ユニバーサルファッション協会が監修した第一号商品で、従来のプロテクターは
プラスチック製で日々着用しにくかったが、「ほねガードは」毎日、着用できる
ように着心地にこだわったのが人気の理由だ。
高齢者の骨折で特に危ないのが大腿骨頸部といわれ、この骨を折って寝たきりに
なる場合が多い。
最も苦労したのは、パッドが体にフィットするよう、柔軟性を持たせることだ。
骨折予防が目的である以上、パッド自体を軟らかくするには限界がある。
最終的に小さな六角形のパッドをつなぎ合わせる形に落ち着いた。
「おしゃれな色や柄の肌着を作って若々しい高齢者の方が抵抗なく買える商品に
したい」と開発者は話す。」
---記事抜粋はここまで---
「ほねガード」って?⇒ http://pao2-net.com/shop/2006/03/2.html
(2つセットで約1万4千円もするのですね・・・。)
高齢者の骨折の90%が、「転倒」によるものだそうです。
この記事を読んで、高齢者向け(特に75歳以上の後期高齢者)の商品開発分野は
未開の大地が広がっているな〜!と思いました(チャンスがいっぱいコロがっている、
という意味です)。
この「ほねガード」のような商品にしましても、違うメーカーが取り組めば
例えば衝撃吸収ゲルなど、また違う素材や違う形状(下着ではなかったり)など、
新たな発想の商品が生まれる可能性は、まだまだたくさんあるように思います。
・・・「従来のプロテクターがプラスチック製」というのには、
この分野の遅れっぷりに驚かされました(^^;)
なんか自分が付けたところを想像しただけでも痛そうです・・・。
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■ここからは、この事例について「顧客調査をしたとしたら・・・」という
過去にさかのぼった私の妄想の世界です。
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私(商品開発担当者)は、「後期高齢者向けの骨折予防プロテクターは
利用者視点での商品がなく、不満を感じているのではないか」と考え
消費者調査を実施します。
高齢者の転倒は家庭内が多いことから、家庭訪問をして日常生活実態の把握と
ヒアリングを、高齢者本人と家族に実施します。
●調査項目:
・転倒したとき、あるいは転倒しかけたときの、実際の現場の状況
(季節(○月)、何時ごろ、どこで、何をしているときに、何につまづいたなど)
・転倒の仕方(前につんのめって膝を打ち床に手をついた、など)
・転倒したときの服装、日頃の服装
・転倒前と転倒後の、「プロテクターやそれに類するもの」の使用経験、
使用状況、使用頻度、満足点・不満点など
・「プロテクターやそれに類するもの」を使用しない理由
・転倒防止や、転倒した場合に備えての骨折防止のために現在していること
などを調査し、試作品を作成します。
高齢者に試用していただき、意見を取り入れながらPDCAを繰り返し、
完成させます。
<PDCA = 計画(plan)⇒実行(do)⇒評価(check)⇒改善(action)>
■■■妄想の余談■■■
フローリングと畳敷きを比べると、畳の方がクッション性があって、
転倒しても骨折する率が多少は低くなりそうですよね。
おそらく高齢者向け居室を考えている会社では、そういったことは検討済み、
でしょうね(^^;)
■■■あとがき■■■
母はまだ入院しているのですが、母の話によると75歳以上の高齢者で
入院してこられる方は、やはりほとんどが転倒が原因なのだそうです。
その話を思い出し、今日はこの記事を取り上げてみました。
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