|
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●今日のお客さま発想事例 ⇒ 「丸井の紳士用品部」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今日は昨年12月2日の日経MJに掲載されていた
「丸井流 トレンド探索術」という「丸井の紳士用品部」を取材した
記事からの事例紹介です。
前回までのメルマガでは、性別、年代別といった属性別での
ターゲット設定の例をご紹介してきました。
「性別やある年代に共通する嗜好や欲求に合った、商品・サービス」の場合は
属性別でのターゲット設定がしやすいですが、
昨今の日本はご承知のように消費の志向が高度化していますので、
属性 + 感性 もつかみ、その感性をちょっと先取りした
提案をすることがヒットのカギとなっています。
たとえば婦人服にしましても、
20代女性をターゲットとしたお店で売っているスカートを、
私の母は自分で買ってきて、はいていたりします
(いつも「ウエストが細すぎて合わない」とぼやいています)。
・・・つまり感性に年代は関係ないという例ですが(苦笑)。
今日の事例は、移り変わりが激しい若者ファッション分野で
お手本ともされている丸井ですので、その手法は参考になるところが
多いのではないかと思います。
●ポイント1:1週間に1回(月曜日)、先行きの戦略を議論する会議を開催
●ポイント2:会議に使うための情報収集作業(バイヤー)
○土曜日の午前中に ⇒月〜金の売れ筋データを確認する。
○土曜日の午後に ⇒データに基づき人気商品を一つひとつ撮影する。
⇒販売員へも取材
このようにして収集した情報をもとに、月曜日の会議に臨みます。
●ポイント3:月曜日の会議内容
○撮影した写真をみんなで見ながら「売れ筋の共通項」を議論する。
「売上げトップになったこの商品って、
ファーの取り外しができるタイプだね」とか、
「ミリタリーっぽいテイストの商品が目立つね」など。
※ここで、売れている商品に共通する「もやっとしたイメージ」を
「言語化」し、共通認識を持つようにしているのがポイントです。
○売れた商品データの分析
縦軸に「アウター」「シャツ」「スーツ」といった商品群を、
横軸に期間の推移(1月、2月、3月・・・など)を入れた表で議論する。
※こういった表に気温・天気・曜日といった、販売に影響する要因を
入れたデータを経年で蓄積すると今後の計画立案に役立ちます。
●ポイント4:マネジメントサイクルの活用
<マネジメントサイクル=
計画(plan)⇒実行(do)⇒評価(check)⇒改善(act)>
丸井の場合は・・・
○「どんな要素を盛り込んだ商品が売れそうか」という
仮説の設定
(取引先アパレル企業の協力を得ながら、シーズン前に試験的に投入する)
↓
○企画商品の発注
↓
○売り場での検証(上記のポイント2と3)
↓
○見直し
以上が記事内容と補足説明ですが、
・「マーケティングデータの分析をふまえて」、
・「バイヤー同士が徹底して議論して感性を言語化」し、
・「次の売れ筋を創出」しています。
言うは易しですが、ほんとに理想的な実践手法をとられていますね。
■■■編集後記■■■
私の母は服やら、アクセサリーやら、若者好みなので
「ブリッコばーば」と呼んでいます。
感性でターゲティングする場合、このヒトのような
「ブリッコばーば市場」はどのくらいあるのでしょうね(笑)
|