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 2006年12月3日  69号  「シニア向けウォシュレットとは?」 


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 Q:このメルマガって、どんなメルマガ・・・?

 A:このメルマガでは、日常生活や新聞・雑誌などで目にした「お客さま発想な商品やサービス」の事例を取り上げ、ご紹介しています。
   他業界の事例でも「関係ない」とお考えにならず、「自社に応用できるところはないか?」という視点で、何かのヒントにしていただけると幸いです。


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 ●今日のお客さま発想事例 ⇒ 「シニア向けウォシュレットとは?」
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こんばんは! マーケティング イノベーションの鈴木規子です。


今日の事例は12月1日の日経MJの記事からです。


記事抜粋:

「東京都小平市に住む60代の夫婦は先週末、トイレに入るとセンサーが感知して
自動でふたが開くTOTOの製品を、近くのスーパーで購入した。
「ぜいたくな機能は要らないと思ったが、腰を折らずにふたを開け閉めできると
いずれ楽になる気がした。」

ビックカメラ新宿西口店でもシニア層の姿が目立ち始めている。
「50−60代の顧客は購買意欲が強く、7万−8万円の製品が良く売れる」という。

INAXの便座はトイレに入ると便座のふたが自動で開くと同時に、
夜は便座などに取り付けたLEDが足元を照らす。
寝床についた後にトイレに行き、蛍光灯などをつけると「眠気が完全に覚めてしまう」
という声に配慮。LEDの間接照明を使うことでトイレ後も寝付きやすくしたという。」


---記事抜粋はここまで---


だんだん歳をとってくると、夜間にトイレに行くことが多くなったり、
腰の曲げ伸ばしがつらくなる、ということをよくお聞きますね。


1980年にウォシュレットが誕生してから、デザインや機能はずいぶん進化して
います。

当初はオールターゲット(ターゲットを絞っていない)だった商品を、
ターゲットを絞り、ターゲットに合った付加価値を付けるようになった例として
取り上げてみました。


高齢者が使いやすい便座とは、ユニバーサルデザインの観点からみると、
「誰もが使いやすい便座」ということでもありますから、
高齢者をターゲットにしつつも、購買層が高齢者以外にも拡がっていくことは
想定されていると思われます。


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 ■ここからは、この事例について「消費者調査をしたとしたら・・・」という
  過去にさかのぼった私の妄想の世界です。
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消費者調査からの新商品開発には、大別すると

・不満点を抽出して、新アイデアを発想する
・現状(今現在の使用状態や使用時の意識)を把握して、新アイデアを発想する

の2パターンがありますが、今回の事例の場合はどちらからでもアプローチの
可能性があるといえます。


高齢者を対象にした商品開発をしようと考えた場合、
まず「高齢者に喜ばれるトイレ空間」についての仮説を立てます。
(「高齢者に喜ばれる便座」ではなく「トイレ空間」に思考を広げておくと、
便座以外の商品開発の可能性を発見することができます。)

・足腰や関節が弱っていると、○○なのではないか?とか
・視力が弱っていると、○○ではないか?
・寝ぼけてトイレに行って、○○が危険なのではないか?
・冬はただでも寒いトイレなのに、○○なのではないか?
・照明がまぶしすぎるのではないか?

などの仮説を立てておき、それを検証するためのアンケート調査やヒアリング調査などを
実施します。

●調査項目としては

・現在の「トイレ空間」の状態(広さ、設備・備品、便座など)
・トイレの利用の仕方(ここを詳細に)
・トイレ利用時の不満点、満足点
・身体機能・健康の状態
・夜間にトイレに行く回数
・「夜間」特有の不満点

などを、アンケートやヒアリング調査などで明らかにし、商品開発に活かしていきます。


ここまでお読みいただき、まことにありがとうございました!
いつでもご意見やご感想などは大歓迎です! お待ちしています(^^)
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『女性視点(?)なマーケティング発想のヒント』  発行責任者:鈴木 規子
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