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 2006年2月19日  7号  「廃品回収業」 


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 Q:このメルマガって、どんなメルマガ・・・?

 A:このメルマガでは、日常生活や新聞・雑誌などで目にした「お客さま発想な商品やサービス」の事例を取り上げ、ご紹介しています。
   他業界の事例でも「関係ない」とお考えにならず、「自社に応用できるところはないか?」という視点で、何かのヒントにしていただけると幸いです。


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 ●今日のお客さま発想事例 ⇒ 「廃品回収業」
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今日の事例は、昨日の朝の私の体験談からです。
(理由があってちょっと長いのですが・・・。)

私の家に使わなくなったテレビがありまして、
私は以前から廃品回収の車(テレビや、クーラーなどの家電を回収する車です)
が回ってくるのを、首を長くして待っていました。

電話帳に載っている廃品回収業者に問い合わせたのですが、
なぜだかどこもテレビを回収してくれないのです(理由は聞きそびれました)。


私の地域では、廃品回収車は

「毎度お騒がせしております。不用品回収車です。

テレビ、〜 〜 などを取りに伺います。」といった内容のテープを

エンドレスで放送しながらゆっくりと走っていくというスタイルです。
(ここが今日の事例のポイントです)


私は敷地が広いマンションの7階に住んでおりまして、

これまでも運よくたまにこの放送に気が付いた時には、

まず廊下を走って、そしてエレベーターで下まで行き、

敷地の中を走って抜けて行き、放送が聞こえた方角を探すのですが、

その時にはもう車はどこかに走り去っている、という悲しい目に

何度もあっておりました。


そして、昨日の朝です。

8時過ぎ頃にまた放送が聞こえてきたので、玄関側の廊下に出て

外の道路が見えるところまで移動しますと、廃品回収車が!!

今日こそはつかまえようと、ダッシュで道路まで走っていきましたが

またも逃げられました!


「回収車はゆっくり走っているハズなのに、

 どうした不幸者なんだ、私は!」と、合点がいかないまま、

また家の前まで戻りますと、またも放送が聞こえてくるではないですか!


吉本新喜劇か!?とつっこみを入れながら、私は一瞬、逡巡しました。

「これは、もう一度探しに行くべきか? 

でもさっきみたいなことにまたなったら、2倍腹がたつしなぁ〜」

「いや、でも今日こそはつかまえてやる!」

と一大決心をし、また猛ダッシュで道路まで行くと、

またもどこかへ行ってしまい、放送も聞こえなくなっていたのでした(泣)。


しかし、「今度は何が何でも追いかけるぞ!」と

その辺の道(住宅街内の道)をあっちこっち悪い子供を探すなまはげのごとく

うろうろしていると、また、あちらあたりで放送が聞こえてきたのです!



・・・そしてようやくやっとの思いでテレビを持って行ってもらえました。
(この、車を見つける作業だけに、30分もかけたのです)



   '・゜゜★'・:* ゜

前フリがたいへん長くなりまして恐縮ですが、

ここからがお客様発想の事例です。


私は上記のような自分の経験をふまえて、回収業者のおじさんに言いました。

「あのね、売上げが今の二倍になる方法、教えてあげましょうか?」って。


この悪徳商法のセールストークのような私のセリフに、

おじさんは一気に疑いの目で私を見てます。


それには構わず、私は以前から廃品回収業者さんに会ったら絶対に言わねば!

と思いずっと温めていた(?)アイデアをおじさんに話したのです。それは


「放送におじさんのケイタイの番号を入れるといいですよ」ということです。


おじさんも「なるほど!それええなぁ!すぐにやるわ。」と

とても喜んでくれました。

「それから軽トラにも大きくケイタイの番号を入れておくといいですよ」と

付け加えておきました。

こういった基本的なことをやっておくだけでも、「二倍」とはいいませんが

売上げアップにつながりますよね。




長い前フリは、いかに客がたいへんな目をしているかを
知って頂くためのものだったわけですが、

なにせ、客側としては、特にマンション住民はそうなのですが、


・車とタイミングが合わない

・女性はお化粧をせずに外をうろうろするのはイヤ
(特に朝などまだ顔を作っていない(!)ときに、車を探しには行けない)


こういった不満は、放送にケイタイ番号を入れるだけで解決するんです。

めちゃくちゃ安上がりですよね(^_^)


皆さまも、ケイタイ番号を放送していない廃品業者さんに会ったら

ぜひ教えてあげてくださいね!?


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 ■ここからが、この商品について、過去にさかのぼった私の妄想の世界です。
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廃品回収業の場合の市場調査ですと
(「廃品回収業者が市場調査なんか、するかい!」なんて、
つっこまれそうですが、たとえば市場調査をするとしたらどのような切り口が
あるのか妄想するコーナーですので(笑))

私(廃品回収業者)は自分の回る範囲内の地域特性を調べます。



@ 古い住宅街か新興住宅地か、一戸建てが多いか、マンションが多いか

A 高齢者だけ世帯、ファミリー、独身単身世帯など世帯特性


また、これまでの回収経験から、上記@Aの分類別では
「どのような人から廃品を回収したか」のデータをまとめます。


●このざくっとしたデータから、仮説を立てます。

仮説は上記データ内容により違ってきますが、例えば


・古い住宅街での住宅建替え時、廃品回収で困るのではないか

・引越し時、廃品回収で困るのではないか

・マンションからの回収が少ないが、車を呼び止めにくいのではないか

・昼間仕事に出ている家が多く、回収車の巡回以外の方法が
よいのではないか

・高齢者は放送自体が聞こえていないのではないか


といった内容を考えます。


●アンケートを配布・回収します。

・配布対象は上記@Aで挙げた分類別↓にします。

@一戸建て、マンション・アパート別
A高齢者だけ世帯、ファミリー、独身単身世帯など世帯特性別



●質問内容はこのようなものです。

・廃品が出たときの、処分のための行動はどうするか

・既に建替えをした人には、建替え前の廃品処分行動はどうしたか

・今までに出た廃品の種類、今後廃品になるものの種類、時期

・廃品処分に関する不満、廃品回収車に対する不満、要望



この結果から、今後の営業活動の改善点が見えてきますので、
それを実施します。


■妄想の余談■


おじさんの話ぶりからは、車で通っているときに声をかけてもらうのが

メインのようでしたが、それだとかなりチャンスロスのように思われます。

お客様からすると、放送が聞こえなかったり、不在であったり、

呼びに行くのが面倒であったりするのですから。


無店舗営業の廃品回収業者でも、「廃品が出るときには、

自分を思い出してもらえるような地道なプロモーション活動」を

しておくのも、ずっとその仕事を続ける場合には有効でしょう。


また家の建替えや引越しは事前にわかるものですので
(建設業者に依頼したり、引越し業者に依頼したり)

そこから情報を得られるようなしくみを作るとよいかもしれません。



■■■編集後記■■■


今日の事例ではプロモーションの基本を実施する話でしたが、
挨拶、笑顔、そうじといった「基本的なことをやるだけで売上げは上がる」
というのもよく語られる話ですよね。

うちの近くの商店街でもたまに通ると、商品に値札がついてなかったり、
きたなかったりだとか、八百屋さんでしたら
しなびた人参を平気で売っていたり。

もしもその人参に「ごめんなさい! ちょっと古いんですけど、
お安くしときますからどーか買ってぇちょ〜だい(^^;)!」なんて
おちゃめなPOPでもつけてあったら、

「ま、しゃーないないから私がこうたるわ〜。今日だけやでー。」
って、買ってしまうかもしれないですけど、
そんなPOPは見たことないですね〜。



ここまでお読みいただき、まことにありがとうございました!
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