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●今日のお客さま発想事例 ⇒ 「朝専食品」
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「朝専食品」というのは「朝用」の食品のことです。
外食産業では以前から喫茶店の「モーニングセット」や
マクドナルドでは「朝マック」などがありますが、
自宅で朝食をとらず、会社で食べる人を対象にした商品のことですね。
「朝専食品」のさきがけは2002年発売の、
アサヒ飲料の「朝専用コーヒー ワンダのモーニングショット」です。
(所ジョージさんがCMをやっていたような気がしますが、
もう3年以上も前のことなんですね〜!)
ほかにゼリー飲料、果汁100%ジュース、ビスケット、チョコレート
などが朝専用で追随しています。
なんといっても「朝」という時間の切り口で新商品を開発し、
「朝専用」と訴求したアサヒ飲料の目の付け所が素晴らしいです!
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■ここからが、この商品について、過去にさかのぼった私の妄想の世界です。
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新商品・サービス開発のための市場調査するときは、
やみくもに調査すると範囲が広すぎてぼーっとした結果しか得られず
調査費と時間のムダ遣いになってしまいますので、まず仮説を立てます。
缶コーヒーは女性よりも男性の方が購買頻度が高いことは過去のデータから
わかっていますので、今回はその大きいほうのマーケット(男性)の中での
競合他社に勝つ切り口は何か?を考えます。
缶コーヒーだと、味、香り、ブラックor砂糖の割合、焙煎、豆の種類などに
差別化ポイントを打ち出そうとするところですが、
今回、私(飲料メーカーマーケター)は、男性ビジネスマンの
缶コーヒーの飲食行動に着目します。
「会社で自分のまわりを見ると、朝に缶コーヒーを飲んでいる人が多いな。
まあ、ウチの会社は缶コーヒーメーカーだから当然かもしれないけど、
一般的なビジネスマンはどうなんだろう?」
そこで、缶コーヒーを「いつ(何時ごろ)、どこで飲むのか?」を
アンケート調査します。
この場合は「飲むシーン(会社でパンなどを食べながら飲む、とか
昼食後に飲む、とか)」や、
「飲む動機や気分(頭をしゃきっとさせたい、パン食にはコーヒー!、とか)」、
飲む銘柄名なども調査して現状を把握します。
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調査結果から缶コーヒーのシーン別飲食状況を分析し、
「朝専用」というコンセプトを打ち出します。
■妄想の余談■
朝専用コーヒーは缶コーヒー市場での市場規模が大きい男性の方を対象に
発想されたものですが、
違う視点では、大きいマーケットで他社との競争を避け、
未発達市場(女性向け)を考えるという手もあります。
女性が男性よりコーヒーが好きな人が極端に少ないということはないので、
「缶コーヒーを飲む女性が少ないのは何か理由があるはず」と考えていくと
また新たな切り口が生まれてきますよね。
ところで、お茶には機能性飲料(血糖値を下げるなど)がありますが、
缶コーヒーに機能を付加させるとどうなるのでしょう?
例えば、もともとコーヒーには入っているカフェインを強化して
「眠気ざましにきく缶コーヒー」とか、あるいは
「食後に胃の働きを活発にする缶コーヒー」、
「食後に虫歯を予防するキシリトール入り缶コーヒー」とか(?)。
■自社の商品やサービスを
「朝という切り口で、お客様に提供するとしたら?」という
質問をご自身にしてみると、何か新しい発見があるかもしれませんよ!
■■■編集後記■■■
そういえば、朝用商品で一世を風靡(?)したのが
「朝シャン用リンスインシャンプー」でしたね・・・。
ここまでお読みいただき、まことにありがとうございました!
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